~ ユタになるまで №1 ~ 夢 幼いころは生汗を掻き布団がビッショリ濡れるほど怖い夢をよく見た。今でもはっきり覚えている夢は小学校のころに見た{母の服の中で私が一番お気に入りだった紫のドレスを着て夜中、近くのサトウキビ畑を霊や魔物を引きつれ歩いている}という夢・・その夢の意味が今になってやっと分かった。母が他界し私はその服を形見にもらった・・・「今の自分の姿を見ていたのかも知れない」と・・・。 初めて霊が見えると確信したのは 中学3年の1月・・・母に「Hの家で葬儀をやっているらしいからおばぁちゃんがなくなったかね?見てきてごらん」と言われ、私は友達のHの家に行った{葬儀が行われていて門から私道に出て左に折れ参列者がいっぱい並んでいた、友達のお父さんが門から私道を挟んで真向かいに黒のスーツ姿で立っていて私をみて笑顔で会釈したので私も会釈し勝手口から友達を呼んだ「おばぁーがなくなったのか?」と聞くと「お父さん・・・」と言われて「着替えて来るよ」と答え何も言えなかった}帰りながら「周りの人と変わらない姿で立っていたのに・・・」急いで帰り母に伝え着替えて葬儀に参加した「周りの人と変わらない姿で立っていたのに・・・」としばらくショックと???で立ち直れなかったのを覚えている。 初めて予知夢?が現実に 高校の合格発表が終わり入学を待っていたころ・・・夢?が現実に起こった・・・ある日S美の彼氏とS美と3人で何台かの車でドライブに出かけた。途中で車を止めS美の彼氏が車を降り別の車の運転手と話していた、私は後部座席に座り目を閉じると「その光景」が瞼に映った・・・数秒か数分のことだった。私は気にせずS美とおしゃべりをした。 翌日の夜、私は彼氏と数台のバイクでツーリングに出かけた、ある場所に着き私を乗せたバイクを一台のバイクが追い抜いたと同時にバイクが転倒し後ろに乗っていた黒と白のボーダーのシャツを着た人が宙に舞ったのを目の前で見て私は思い出した昨日の光景を・・・場所も・・・来ている服も同じだった。 ・・・後部座席の人を別のバイクで病院に運び、病院から戻ってくるのをその場で待っている間、私は一人泣き崩れていた「知っていたのに・・・」「教えてあげられたのに・・・」と・・・ 後部座席の人は命に別状はなくその日はみんな帰った。 それからは何度か予知夢?夢を見て生汗かいて飛び起きた時刻に夢が現実に起こっていた 幽霊インジャー(霊を見る人) 高校生になったころ・・・夜、友達と2人で先輩の家に向かって歩いていたら知らない人から声をかけられた・・・友達が話しているのを横で聞いていたら名前を聞かれ「えみ」と答えると「お前かー“幽霊インジャー”のえみって~有名だよ」(・_・)エッ..?なに?誰?その人は続けて言った「お前バイクに乗せると事故るって本当か?」と言われた・・・(・_・;)「私を乗せたバイクじゃないのに」と思いながら何も答えられなかった。 それから何人か友達に紹介されたが「“幽霊インジャー”のえみ」だけは知っていた・・・初対面なのに・・・(T_T) そんな中、母は宮古島でユタをしている叔母さん(母の姉)に私の事を聞いていた・・・「えみは神様に試されている」と言われたそうだ・・・「なんで神様が試すの?」「神事をさせるか試してるんだよ」と母が答えた・・・今思えばその頃が一番辛かった・・・ 金縛り その頃はよく金縛りにあった。友人宅での金縛りは周りをも脅かした・・・他の友達は皆、隣の部屋でトランプをして遊んでいた。私は一人カセットから流れる音楽を聴きながらベットで横になっていた耳鳴りが聞こえてきて段々とおおきくなったと思ったら金縛り・・・音楽も友達の声も聞こえて「助けて~」と声をあげても笑い声が聞こえるだけ・・・誰も来てくれない動くのは目だけ・・・感じたベットと私の間に誰かがいて腕をまわして足が上がり私の脚を押し上げている・・・腕がこの辺にある・・・必死にその腕と感じた所を噛んだ瞬間金縛りが解け「うわぁ~」ε=ε=┏ (;∇;)┛泣きながら隣の部屋へいき「何で誰も来てくれなかったの?!」誰にも私の声は聞こえてなかった・・・ただ幽霊いんじゃーのえみを確信させ怖がられただけだった(T_T) 自宅で寝てたら戸が開く音がしたと思った瞬間、誰かが重く圧し掛かっている感じで苦しかった・・・見えたのは透明な渦と赤い渦が交じり合っていて所々ピカピカ光っていた振り払うとその渦が小さくなり、またウトウトすると渦が大きくなり金縛りにかかった・・・何度か繰り返すと戸が閉まる音がして金縛りは終わった。 部屋に知らない女の人が・・・ 高校1年9月のある日曜日、朝遅くまで寝ていて目が覚め何か気配を感じて布団から顔を出し、すぐ布団に潜り込んで震えた・・・私は入り口と祖母の仏壇の間に布団を敷き眠っていた・・・顔を出すと入り口の前に女の人がこっちに向かってひざまづき長い髪をたらしうつむいて座っていた・・・顔は見えなかったが怖くて布団に潜り込んで震え「だれ?金縛りになってない!なんだろう?」数秒だったか数分だった分からないけどいろいろ考えてたら布団が踏まれたように沈むのを感じ仏壇のほうへ行ったのがわかった・・・気配が消え慌てて部屋を飛び出し「わぁ~」ε=ε=┏ (;∇;)┛叫びながら母の元へ行き起こったことを話したら母か軽く答えた「そうだ!今日は15日だからおばーがお茶ちょうだいってきたんじゃない?!」母はお湯を沸かした(沖縄では旧暦の1日と15日に仏壇にお茶を供える風習がある)でもすごく怖かった・・・ 猫の霊 姉の部屋で夜2人で女の人の霊について話していた・・・(姉の部屋は私の部屋の隣で仏壇の裏側になる)姉も自分の部屋で同じ人を見たと言う・・・姉の場合はベットに寝てたら顔の辺りで立って姉の顔を見てたと言った「そっちの方が怖いよー」そんな話をしていたら私の部屋と姉の部屋の間の柱の所に猫の霊が浮いて歩いていた、怖がる私に姉は「大丈夫だよ」と言い2人で猫の霊を見ていたら姉のひざの上に降りてきた、姉は猫をなでながら「触ってごらん」と言ったヒンヤリとした感じだった・・・姉が「近くで車にひかれたんだね」「えみにはどう見える?」と聞いた「猫は透明の下敷きを猫形に切ったように見え尻尾を振っていて顔が透明の渦になって所々ピカピカ光って見える・・・顔をひかれたんだね」と答えた。 翌日学校の授業中に(・_・)エッ..?教室の中を昨夜の猫が浮いたり降りたりしていた・・・付いてきたんだ(-_-;)私は授業に集中できずにいたけど次の授業時間にはいなくなっていた。それから学校でたくさんの霊をみた・・・もう慣れていた |